情報発信の改善策は、アクセス解析で見つけたターゲットの声にあり! 「INSUITE」の最新版で追加になった新機能をご紹介 その2
前回の 「社内向けWebサイトの活用度をチェックしよう」では、「INSUITE®」で新しく追加された「コンテンツ」機能のアクセス解析を使って、Webサイトの閲覧数、訪問者数の推移などを把握する方法について紹介しました。今回は、アクセス解析の結果を踏まえた情報発信の改善方法について紹介していきます。
新人営業向けの情報発信でOJTの負荷を下げる取り組み
営業企画を担当しているSさん。今年も、大勢の新卒社員が営業部門に配属されました。毎年、集合研修で営業のいろはを教えていますが、それだけではOJTを行う営業現場の負荷が高くなってしまうのが悩みでした。そこで、今年から、現場の負荷を下げる取り組みのひとつとして、集合研修の内容をWebサイトにまとめ、研修後でも新人営業マンが参考にできるようにしました。
ターゲットに見られているか確認してみよう
集合研修の内容をWebサイトにまとめることは、営業部門では初めての取り組みです。そのためSさんは、毎週、ターゲットとなる新人営業マンに見られているか、確認しています。「コンテンツ」機能のアクセス解析では、Webサイトの目的に合わせて、 ターゲットとなる部門にどのくらい見られているか、また、 具体的にだれが見たのかまで簡単に確認できます。
サイトを見なくなったユーザーに意見を聞いてみる
研修中にこのWebサイトの存在を周知したこともあり、研修直後はターゲットとしている営業部門の新人営業マンに、頻繁に見られていることが確認できていました。しかし、毎週のように新しいページを公開しているにも関わらず、1ヵ月ほど経つと、見る人が少なくなってきています。Sさんは、業務に直接活用できる情報を盛り込むようにしており、実際の業務が始まった今こそ、新人営業マンに読んでほしいと思っています。
そこでSさんは、アクセス解析からわかった「Webサイトを見なくなった新人営業マン」に理由を確認したところ、このような答えが返ってきました。
外回りが始まって、あのサイトに書かれていたなと思っても、URLがわからないからついつい電話で確認してしまうんですよ。
そこで、Sさんは、ビジネスチャット「 知話輪®」を活用して、新しく公開したページのURLを共有することにしました。これで、 外回りの営業マンも簡単に業務に活用できる情報を得られるようになりました。
サイトのファンにも意見を聞いてみよう
継続してサイトを見にきて、頻繁にコメントやリアクションをしているファンの意見も聞いてみることに。すると、このような意見がでてきました。
営業デモの様子などが動画で見られるといい。
ポータルにも情報を表示してくれると、すぐにアクセスできて便利になる。
コメントやリアクションをしているファンは、 自ら情報をとりにきてアクションしているので、フィードバックされてくる意見は具体的で質の高いものです。
Sさんはこれらの意見を踏まえて改善を行いました。営業デモは動画を使って発信し、営業ポータルにもポートレット化して掲載してみました。Webサイトを見に来る人も徐々に回復し、今では新人営業マンにとってなくてはならないトレーニングツールだと社内で評価されています。
「INSUITE」のコンテンツでは、だれがそのページを見て、だれがコメントやリアクションを残しているかが一目瞭然です。ターゲットとなるユーザーからのフィードバックを活用して、情報発信の方法を改善してみませんか?